風邪っぴきの週末と 国防論

うーん、風邪でつらい。
あまり外出もできなくて、ゲームと読書で一日過ごした。

国防論

国防論

国防論 という本を読んだ。今年の4月に出た本なのに、図書館で予約したらすんなり回ってきた。
作者: 田母神俊雄, 松島悠佐, 川村純彦, 勝谷誠彦

コラムニスト勝谷さんと 元自衛隊のお偉いさん(制服組)3名との対談。
意外と誤解されがちな自衛隊、実はこういう組織で頑張ってますってのを
わかりやすく解説しています。そうだったのか!という豆知識もざくざく入ってきて、
国防について楽しく読めました。
★★★★★


以下、面白かったポイント
自衛隊の組織は 制服組と背広組 に分けられる
自衛官=軍人=制服組
自衛隊員=自衛官+背広組
・背広組=ホワイトカラーの事務職。公務員試験うけて防衛省
     配属されただけ、等、軍事に詳しくない人もおおい。
・情報伝達経路の問題点:制服ー>背広ー>防衛大臣・首相
 背広に軍事的知識がないため、情報伝達に時間がかかる。改善すべき。
 実際、阪神大震災のとき、炊事車を全国からかき集めるとき、背広が
 炊事車の理解できなかったため、実働に時間がかかった
憲法は改正すべき、敗戦国に戦勝国が恒久憲法をおしつけるのは国際法違反
憲法改正は衆参両議院で3分の2の賛成が必要だが、憲法廃止は過半数でできる
自衛隊の人は右でも左でもない。社会全体が左傾しているから右っぽく見えるだけ
・神戸地区は左の塊、震災以前は自衛隊員は踏み込めない土地だった。
 担当地区の自衛官の責任者が知事にあいにいってもなかなかあってもらえない。
竹島は実行支配されてしまってるので、政治的解決は難しい
・勝谷さんは、日本人お断りの竹島ツアーに参加した(よく生きて帰ってこれたものだ)
・核の議論は当然必要
・核は1つ持つだけでも 発言力がます。数の問題ではない
・核は安上がりにもてる最強兵器、だから北朝鮮・イランが持とうとしている
・核を日本が直接保有しないとしても、前段階として、デュアル・キー・システム
 (米の核兵器の発射ボタンを日本とアメリカでそれぞれもつ)、
 レンタル核(冷戦時代、ソ連の脅威に対抗して西側がアメリカの核を配備した)
尖閣諸島自衛隊を駐屯させるべき、そうしないと竹島みたいに中国にとられる
 →あとはなし崩し的に 島をどんどんとられる
・原潜は一刻も早く配備すべき
 原潜に核を配置して、海のどっかにもぐっとけば国防は大丈夫。
 最強の抑止力になる。
・自民も民主もだめ、真の保守政党がもとめられる
・日本には情報機関がないのが痛い。拉致被害者奪還のために特別部隊が
 ならずもの国家にのりこむにしても、どこにいるのか情報がない。
・ならずものが相手なので、そもそも政治的解決は難しい

まとまりがつかなくなってきたので、ここで締めます。
ぜひ読んでみてください。