さおだけ屋・・・

さおだけ屋はなぜ潰れたのか

さおだけ屋はなぜ潰れたのか?

さおだけ屋はなぜ潰れたのか?

さおだけ屋はなぜ潰れないのか、ではなく
さおだけ屋はなぜ潰れたのか、です。

早い話が 上記作品をはじめとした一連のベストセラーがでてくるギャグ小説なのですが、面白かった。
絵がしりあがり寿さんでジャストフィット。

カバ夫という主人公がベストセラーに書かれた内容を必死に実践しても全然幸せになれないじゃないか、というのがメインテーマ。
ほぼ、「ネーヨw」という展開なのだが。

★★★★☆


ホリエモンと同意見で、ぼくは小説に価値を感じないのでほとんど読まない。文学なんてほんと、読むだけ時間の無駄とさえ思うようになってきた。そんなぼくでも、これは面白かった。いや、小説が嫌いってわけじゃないかもしれない。単純に読んで面白い、冒険小説(指輪、ホビット、ムーンフリート)やラノベ系(ガンダムロードス島戦記)は大好きである。ビデオ作品では味わえないワクワク感があるから。


この軽い小説を読んだ後、ぼくはすごくブルーで重たい気分に陥った。作中ででてきたベストセラーは結構な数、ぼくも読んだことあるわけで、しかも内容はほとんど忘れてる。しかも、ちっとも金持ちになってないし、仕事で成功したってわけでもないからだ。ぼくもカバ夫と同じ、庶民で下流でバカの壁にぶちあたってる人なんだなーと実感せざるを得なかった。


本当の幸せってなんなんだろうか。ブログで自虐的になっても虚しいだけなので、前向きに、ぼくのような才能・実力がない者がどう生きていきべきなのか考えないといけない。いまのところ答えはでてないけど、金子哲雄さんが超三流主義で書いてた「世間一般の価値観を捨て、自分だけの価値観を持たないといけない」ってのが一番正解に近そう。


ps。しかし、この本、Amazonで新品の在庫なかった(中古はあった)。絶版???