時をかける少女(小説・アニメ・映画)

時をかける少女、お勧めなので紹介しときます。

小説版(原作)

筒井康隆さんが1965年に書いた作品とのことです。だいぶ昔ですねー。半世紀近く前の作品だったとは。主人公たちは中学生で、小説の対象も中学生だったようです。男子生徒が女性徒を「***君」と呼んだり、主人公(和子)を描写するとき「かの女が・・・」だったり、「アベック」など旧時代の表現がある種の懐かしさを感じさせてくれます。小説自体も短編小説で、ストーリーもシッカリしており、下手な間延びもなく、楽しめる内容でした。筒井康隆さん、名前はよく聞くきがするんですが、この作品が初めてかもしれません。

時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫)

時をかける少女 〈新装版〉 (角川文庫)

アニメ

細田守 監督の作品。原作を映画化させたわけではなく、テーマだけ共通の別作品です。時代は一気に現代。小説版で主人公だった芳山和子は、サブキャラクターで出てきます。和子の姪っ子の女子高生が主人公。2006年の作品。たしか非常にすくない上映館でだけ上映していたが、話題が話題を読んでプチヒットしたアニメ映画だったと記憶してます。アキバでメイド喫茶がはやったころ、店内にポスターが貼ってあって、面白そうだね、みにいってみようか、と話したような記憶があります。残念ながら、劇場では見てなくて、DVDで見ましたが、そういうアンテナは鋭く磨いておきたいものですね。絵も綺麗、主題歌も文句なし、ストーリーも絶妙すぎてため息がでる出来です。タイムリープの仕掛けは多少変わっていて、小説版の出来事についてもほとんど出てきません。これは超絶お勧めですね。主人公の声優は仲里依紗さん。魔女の宅急便のキキみたいなボーイッシュな声だったので、そういう声優さんなんだーと思ってたら2010年の実写版 時をかける少女に主演ででるというじゃあーりませんか、ぐぐったらすごい美人なモデルさんだったのでビビりました。 ちなみにキキの声優さんはTwo-mix高山みなみさんです。すいません、わかりにくかったですね、名探偵コナンです。 細田守監督の サマーウォーズもお勧めなので、ぜひ。

時をかける少女 通常版 [DVD]

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映画(2010年版)

この作品、何度か映画化されているそうです。ぼくもみたことなかったですが。で、感動したアニメ版の主人公が主演で映画やるというんで、これはミネバザビ!という気分だったのですが、日々の生活に忙殺され、気がついたら首都圏での上映は終わり、DVDを待つのみということになってしまってました・・・。で、先月くらいにDVDがでたわけですが、まー見ましたよ。仲里依紗さん すごいいい。小悪魔っぽさがいい。ストーリーは原作版の続編みたいな感じ、小説版の主人公 和子の娘が今回の主人公です。小説版と同様、薬品の力でタイムリープして昭和の時代にいくわけですが、見事に古そうな昭和が再現されていて驚きました。大学の映画同好会がつくるチープなSF映画など、作品全体のチープさをうまくカモフラージュできてます(失礼)。ただ、未来人、やりたい放題すぎって感じもしましたが、けっこう面白かったんでぜひ!

時をかける少女 通常版 [Blu-ray]

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