- 作者: 勝間和代
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2010/06/10
- メディア: 単行本
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電子書籍、iPhoneでよんだ。pdfではなく、ちゃんとiPhone用につくられたファイルなので、拡大・縮小しても、行あたりの文字数が変わるので、スクロールとかしなくていいし、読みやすかった。通勤時、混み合ってて本が開けない場合だけ読んでた。片手で読めるのはいい。ただ、アプリの起動のたびに9−10秒くらいかかって、信号待ちのとき読むときなど、多少ストレスがたまる。マルチタスク対応していないんで、毎回初回起動の状態になって、これはうざい。本文を蛍光ペンでマーカー引いたり、しおりをいくつも付けられる(日付が記録される)機能は、さすがリアル読書にはない、デジタルならではの機能だと思った。また、縦書き(デフォルト)、横書きを選択できる。
画面の真ん中をタップすると、設定画面が開く。そんな簡単な操作だけど、意外と忘れることが多く、「あれ、設定画面にどうやっていくんだっけ?」と悩むことがおおかった・・・。
以下、画像
- 起動に時間がかかる
- フォントは拡大・縮小ができるので、読みやすい大きさを選べる
- 画面真ん中をタップすると設定・操作画面がでる
- しおりView画面(しおりを複数作れるので便利;画面では1つだけですが・・)
- 便利なのが蛍光マーカー機能、これが最大のうりですかね。一覧で表示できて、クリックで該当ページに飛べる。
- 設定画面。左上のボタンで 推奨設定にわんたっちでできる。基本推奨設定でいいでしょう。
さて、内容としては・・・、主に女性に向けた構成となっています。婚活とか恋活とか。現在の日本ではまだ女性が二流市民なので、それを脱却するには男性に依存しない生き方をしないといけないと。自力で生きていける力をつけろ、といった内容です。女性の社会進出は難しいテーマですよね。社会人としてはたしかにいつ寿退職するかわからない女性社員より男性を教育するほうが効率的だしってのは厳然たる事実として存在してる。能力のある人はどんどん社会で活躍してほしい。同時に、神があたえた「子どもを産む」という特別な機能を軽視してほしくない。トレードオフなのがつらいたちばですよね。勝間さんは少子化対策の仕事もしてるみたいなので、今後の活躍に期待ですね。勝間さん、もっと男勝りなイメージだったけど「恋愛至上主義」をとなえているところが乙女ちっく。「恋愛"市場"主義」ってわけじゃないですよね、まさかね。
■関連リンク
- 勝間和代公式ブログ: 私的なことがらを記録しよう!! / 女に生まれたら、コレを読め、いまなら115円でApp Storeで発売中(価格訂正しました) http://kazuyomugi.cocolog-nifty.com/private/2010/11/150app-store-e1.html
- Appstoreでの紹介 http://itunes.apple.com/jp/app/id396633692?mt=8
以下、メモ、引用です。
目次
Chapter1 人活
もう迷わない、コミュニケーションの最強3原則
[原則1]「人活」は「98%の運」を高めるもの
[原則2]「人活」は、相手の理解だけでなく、行動を促す
[原則3] ことば以外の要素も、すべて「人活」
「人活」の3原則を自分のものにする9つの方法
[原則1]「98%の運」を高めるために
[原則2]「行動をうながす」を実現するために
[原則3] ことば以外の要素を強みにするために
Chapter2 美活
年齢別「美の偏差値」で60−65をめざす
生殖年齢だけで「美しさ」を考えない
しぶとく残る「文化的遺産」
「100人中20〜30番目にきれい」でいい
美容以外の部分で偏差値アップを狙う
Chapter3 就活
「就活=エントリーシート」じゃない
歳をとると不幸になる日本人
「時間リッチ」の時代に備える
「グローバル就活」をやろう
女性のほうが不況に強い
「本当の就活」は一生続く
Chapter4 恋活
「恋愛至上主義」を提唱する5つの理由
[理由1] 恋をすると、寿命が延びる
[理由2] 恋をすると、きれいになれる
[理由3] 恋をすると、人にやさしくなれる
[理由4] 恋をすると、もう1つの視点をもてる
[理由5] 恋をすると、「無償の愛」を理解できる
「恋愛至上主義」は、努力を続けるモチベーションになる
それでも、1人になれる覚悟を
Chapter5 婚活
本当の「婚活」の話をしよう
急カーブで進む晩婚化と未婚化
結婚は合理的な選択ではなくなった
それでも、結婚のメリットとは?
お金に変えられる価値、変えられない価値
それでも「婚活」には「時間制限」がある
「婚活」と同時に「離活」も始めよう
相手とすりあわせるべき2つのポイント
「婚前契約書」で信頼関係を築く
Chapter6 産活
少子化と労働時間の深すぎる関係
[産活の柱1] 長時間労働をしない
[産活の柱2] パートナーを慎重に選ぶ
[産活の柱3] スリムになりすぎない
子どもをもつと、人生の優先順位が変わる
Chapter7 住活
買うべきか、借りるべきか
独身のうちに「衝動買い:をしない
賃貸はにおすすめしたいチェックポイント
住まいだって「レンタル」する
Chapter8 エコ活
本当の「エコ」をやろう
アメリカにみた究極の無駄
「マイバッグ」の次にできること
日々の消費で社会を変えよう
私たちの生活を「トレース」する
代替エネルギーについて考えてみる
地球温暖化だけが「エコ」の問題ではない
Chapter9 財活
先がみえない時代だから「財活」を
[財活の柱1] 情報の洪水におぼれない
[財活の柱2] 為替の基礎知識をもつ
[財活の柱3] 自分なりのヘッジ手段を考える
Chapter10 日本活
「お上性善説」を捨てよう
日本の街に響くリスク管理の「音」
不人気な裁判員制度のメリット
「ダイバーシティ」がなさすぎる社会
女性は二流市民」という自覚をもつ
「男性に庇護されたい」という発想を捨てる
年配の男性には意思決定できない問題
オバマ大統領を生んだ女性票
女性を「さりげなく」取り込む
もっと息のしやすい社会に
おわりに
アメリカでは今回の不況で職を失った人のうち、じつに80%以上が男性です。これによって、働く女性は全就業者の50.3%になりました。このため、女性が家計を支え、職のない男性が家事をする家庭が増えるとも言われています。
婚活とは
「これまでと同じような価値観を持っているとなかなか結婚出来ないので、より時代に合った切り口から結婚の価値を考えて、相手を探していく努力が必要だ」ということです。
結婚は下記のような経済効果があった
- 2人で暮らせば、1人分の生活の固定費を減らすことができる。家賃や公共料金、食費など、もろもろのコストを下げられる。
- 子どもという「将来財」に投資できる。子どもが成長すれば、親に対する精神的・経済的なリターンを期待できる。
- 男性よりも収入が低くなりがちな女性は、結婚することによって生活の保証を得られる。
それが今ではなくなってしまったと。理由としては、
- 生活の固定費については、1人暮らしが必ずしも割高とは言えなくなってきた。とくに都市部では「お1人さま」向けのサービスが増え、コンビニもいたるところにある。
- 子どもは高い教育費がかかるわりに、安定した就職ができる保証はなくなった。親にとっては将来的なリターンをもたらしてくれるどころか「贅沢財」の1つになってきた。
- 女性は収入と社会的地位が上昇し、結婚に頼らなくても生活を安定させることができうりょうになってきた。その一方で、男性は非正規社員化が進んでいる。「養う男性−養われる女性」という役割分担が薄れている。
・それでも、結婚のメリットとは?
では、結婚はしないほうがいいのでしょうか。そんなことはありません。結婚から得られる最大の価値は、社会的な成長です。
価値観や性格の違う相手と共同生活をすることで、互いに学び合い、いつくしみあうことができ、社会的成長がうながされます。さらに子育てという共同作業を行うことで、将来を見通し、段階的・継続的に考える視点が備わります。
子育ては@大リーグボール養成ギプス」だと、私は考えています。
「美活」の章でも触れましたが、受精したときの着床率は、明らかに若いときのほうが高いのです。
(中略)
「年齢にまさる不妊治療はない」
少子化問題解決の最大の敵は、長時間労働を信仰するオヤジたちです。
「エコ」のコンセプトが世の中に知られていちばんよかった点は、人々の考え方に時間軸が加わったこおtです。地球のサステイナビリティ(持続可能性)について、多くの人がふつうに考えるようになりました。