無料メーリングリストサービス sugu.cc が2011/12/23にサービス終了した(公式)。同じGMO系列のFreeMLへの移行をお勧めしている。
簡単に「ちゃんとした」メーリングリスト(ML)を運用できる、素晴らしいサービスだったのだが、残念でならない。FreeMLは似ているようでsugu.ccとはちょっとちがう。
sugu.ccのヨカッタ点
- MLの開設、メンバー追加、削除、管理すべてメールだけでできる
- いわゆるキャリア各社の「なりすましメール」対策に引っかからないので、無設定で各ケータイキャリアのメールで使える(後述)
- 無くなって初めて実感するその価値と完成度
sugu.ccのワルカッタ点
- 機能的には不満なし
- なぜサービス終了なんじゃー
- 広告無しの有料プランが結局でなかった
「なりすましメール」対策に引っかからない理由
- FromがMLのアドレスになっているので、なりすましていない(FreeML等、ML利用者のアドレスをFromにしようとするMLサービスがおおい)
- メール本文の1行目に 送信者のアドレスが記載されるので、誰が送ったメールなのかわかる仕組み
- 送信元:XXX@softbank.ne.jp ←これがメール本文の1行目に記載される
以下メールヘッダーのサンプル(Gmailで見た場合)
■ FreeMLの場合
From: 送信者名 XXXXX@softbank.ne.jp post.freeml.com 経由 返信先: XXX@freeml.com To: XXX@freeml.com 日付: 2011年12月23日22:57 件名: [XXX:0182] Re: 送信元: post.freeml.com
From:に 「post.freeml.com 経由」とでているのがケータイ各社のなりすましメールフィルタに引っかかる部分なようだ。
■sugu.ccの場合
From: XXX@sugu.cc 返信先: XXX@sugu.cc To: XXX@sugu.cc 日付: 2011年12月9日19:07 件名: [XXX:6289] 送信元: system.sugu.cc
シンプルである。件名の[XXX:数字]の数字の部分はMLでやり取りされたメールの通し番号。
それでも結局freeMLにした
sugu.ccと同等の機能・特徴をもった無料MLサービスは見つからなかった(ちゃんと探せばあるのかもしれないが)。しかたないので、スグの後任に推薦されていたFreeMLをつかっている。利用者になりすましメール対策をしてもらうのが、致命的に面倒だが、フリーML側で、そのへんの手順をまとめてくれているので(後述)、そういうサポート面を評価し、freeMLは合格。Web上で簡易グループウェア機能として使えるのも面白い(写真・ファイル共有、カレンダー、予定確認等...) 。ただ、Hotmailの利用者がおくったメールが ケータイメールの利用者からは、誰が送ったかわからない、という現象が発生しているらしい(たぶんメールのヘッダーちゃんとみればわかるんだろうけど・・・、ぼく自身ちゃんと調べてない)
Googleグループも同様のMLサービスだが、利用者になりすましメール対策をしてもらっても、届かないメールがあったりしたので、ボツとなった。