永遠の旅行者(橘玲 著)メモ

最近、仕事が忙しくなくなって本を読む機会が増えました。亜玖夢博士を読んでからは口癖がハオハオになってしまいました。 以前ブログでも紹介した「マネーロンダリング」ですが、橘玲さんには、もう一つ長編小説があるということで、読んでみました。それがこの「永遠の旅行者」です。上/下巻構成です。

マネーロンダリングとは別の話ですが、若干の関連がある構成となっています。マネーロンダリングを読んでから本作を読んだほうが楽しめます。

みなさんに読んでもらいたい小説なので、ネタバレはしませんが、テーマとしては永遠の旅行者(=どの国にも納税義務の無い人)の主人公がいろんな謎や事件とぶつかっていく話です。例の節税ネタが満載となっております。

あまりサスペンス小説や、推理小説はよんだことないのですが、いろんな謎、伏線がでてきますが、それが最後に回収される様は爽快でした。

国家に特別な感情をもたない人、特別な感情を持つ人、愛国とは何か、深いテーマを扱っている作品だと思います。

永遠の旅行者〈上〉 (幻冬舎文庫)

永遠の旅行者〈上〉 (幻冬舎文庫)

永遠の旅行者〈下〉 (幻冬舎文庫)

永遠の旅行者〈下〉 (幻冬舎文庫)