メリット
デメリット
- Evernote全容量分以上のRAMdiskを作成する必要があり、Windowsの起動(RAMdiskのマウント)・停止(RAMdisk→イメージファイルへのデータ退避)に時間掛かるようになる。
- 搭載メモリが少ない場合はそもそも、この技が使えない
最近はノートPCでも16GB のメモリを積めるようになって来ました。VirtualBoxやVMwareで仮想OSを常時立ち上げている人、グラフィック編集ソフトを使っている人、以外は大容量のメモリを積んでも余らせていることが多いのでは無いでしょうか。(今回のぼくの環境はメモリ8GB,HDDのノートPCです)
そんな時はRAMDiskが便利でお得です。RAMdiskとは、Memoryの領域をデータ保存用のドライブとして使う技術・機能のことです。普通のHDDやSSDのドライブに比べて10倍以上読み書きが高速なドライブができあがります。メモリは速いのです。
代表的なRAMdiskの活用方法としては、IEやGoogleChromeのキャッシュ領域として使うことが多いです。最近はネットの回線そのものが速いので、あまりキャッシュの恩恵を実感できることは少ないかもしれませんが・・・。
前置きが長くなってしまいました。手順は簡単です。
だけです。
SoftPerfect RAM Disk でRAMdiskを作る
- http://www.softperfect.com/products/ramdisk/ 画面左の「Download RAM Disk」をクリックしてダウンロード・インストール
- SoftPerfect RAMdiskを開き→Image→Create Image
- フォルダマークをクリック
- イメージファイルの作成場所とファイル名を指定。メモリ上のデータをOS停止前に退避するための領域だから、できるだけ高速なドライブが望ましい。SSDとか。ぼくのPCはSSDつんでないので、普通にHDD上の「D:」ドライブにした。なんとなくC:は避けた。
- 後はサイズ。ここでは3072MB(3GB)にしている。ぼくの環境だとEvernoteだけで1.7GB使っていたのでちょっと多めに3GBにした。あとはNTFSにして、VolumeLabel(適当)をつけてOK
- その次にRAMdiskを作成。Disk→Add
- 先ほど作成したイメージファイルを選択するために「フォルダアイコン」をクリック
- イメージファイルを選択して、ドライブレター(ここではB:だがなんでもいい)を決めて、「Save Contents to Image」にチェック。このチェックいれとかないと、データが保持されない(メモリだから電源きるとデータとぶ。ここにチェックいれとけば停止前にさっき作ったイメージファイルにメモリのデータをセーブしてくれる)
Evernoteアプリから ローカルファイルの保存先を変更する
- ツール→オプション
- (この「Evernoteローカルファイル」と書かれたフォルダをExplorerで右クリックすれば今の容量がわかる。)さっきつくったドライブ(ここではB:ドライブ)に「Evernote」というフォルダを事前につくっておく。「変更A」をおして「B:\Evernote」を選択(B:\だけの選択だとうまくいかなかったので、その先のEvernoteフォルダまで指定する必要がある)。OK押すとかってにコピーが始まる。
以上です。Evernoteは相当快適に動作するようになります。エディタ部分はあいかわらず好きじゃないですが。
HDD環境で、3GBのRAMdisk あるとOS停止時に相当時間かかるようになった。数分。ま、シャットダウンおしてしばらく放っておくだけなのでそんなに気にならないかな。OS起動後もRAMdiskがマウントされるのは数十秒〜数分かかるので、すこし忍耐が必要。SSD環境ならもっと幸せなんだろうなーー。
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