蔵書が書架を圧迫しつつあり、本気で自炊(裁断→スキャン→pdf化)しないとまずい、、、そういう状況だったのでお手軽に自炊する方法を調べてみました。
レンタル自炊スペースを活用
探してみると、裁断機/スキャナー完備のレンタルスペースがあることがわかりました。時間貸しでそれらのスペースを活用できます。これなら初期投資不要で思い立ったらすぐに自炊にチャレンジできます。
裁断機は1万以上、スキャナの人気機種(富士通のscansnap xi500など)は4万円くらいしますから、それを一度に準備するには勇気とお金が必要です。
FUJITSU ScanSnap iX500 FI-IX500
- 出版社/メーカー: 富士通
- 発売日: 2012/11/30
- メディア: Personal Computers
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私が利用したところも零細っぽいレンタルスペースでした。店に迷惑がかかるかもしれないので名前はふせときますが都内にある店で、裁断は無料で店側がやってくれ、利用者はブース(スキャナとPCと机・椅子)の利用料だけ払えばすぐに始められます。初心者には敷居の高そうな裁断を店側でやってくれるのがありがたいですね。利用料金は30分500円くらい。利用するスキャナのモデルによって違います。
新書1冊+学習ドリル1冊、計2冊なら10分くらいで終了
最初はスキャナや管理ソフトの使い方がわからないので、5分くらいでレクチャーしてもらいました。親切。新書1冊+子供用の学習ドリル1冊で10分ほどで終わりました。なかなか速い。料金も数百円なので、自炊って意外とお手軽で簡単じゃん?という感想。
もちろんOCR対応でpdf上で単語検索ができます。これは大きい!OCRの設定も日本語だけではなく韓国語とかもありました。
出来上がったpdfは作業端末のデスクトップや指定のフォルダに保存してのち、USBメモリなどで持ち帰ります。不特定多数が使う作業端末なのでUSBメモリを持ち帰ったあとはウィルスチェックをお忘れなく。。。
分厚い技術書中心に15冊は・・・・3時間かかった・・・
前回10分で2冊楽勝で終わったので、いよいよ本命の本をもって別日でトライ。オライリー本や言語のリファレンスガイドなど結構分厚い本を含む15冊もっていきました。
結果は3時間かかりました。料金も3千円ほど。。。。前回自炊ってお手軽じゃんと感じたのとは反対に、おお自炊って意外と金かかる。。。が感想。
裁断してもページがのりでまだ若干くっついていたりしてエラー、表紙や帯を裁断してサイズが小さくなっている紙がひっかかってエラーなど、作業がよく止まりました。その辺熟練すればあと20-30%は高速化できるかもしれませんが、意外と根気と気力と体力の必要なお仕事。朝から晩までこれを仕事にしてたら確実に発狂しますね。オマケに乾燥するので喉カラッカラ。帰りによったファミレスのドリンクバーでジュースがぶ飲みでした。
pdfを読みやすい電子書籍形式にするのは難しそう。。。
PCやアンドロイド/iPhone/iPadでみるぶんにはpdf形式で十分です。Acrobatビューアなど通常のアプリやiOSならGoodReaderで快適にみれます。が、キンドル端末でもpdfは開けるようですが、電子書籍用の特殊なファイル形式にコンパートするにはいろいろ手順がいるようです。参考サイト↓。
Kindle Paperwhiteで自炊(PDF化)した本を読む手順
http://ushigyu.net/2012/11/26/read_jisui_books_with_kindle_paperwhite/
ぼくは電子書籍化はまだ試していませんが。ちなみにスマホでpdf読むのは結構つらい。iPadだったら大きさも解像度もバッチリ。最近はやりの7-8インチのタブレットでもいけそうですね。やはり狙いは艦これもできるAcerのIconia W3ですかねー。
日本エイサー (AAXBV) ICONIA W3-810 (Atom Z2760/2G/64G eMMC/8.1/Win8 32bit/OF2013H&B) W3-810
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MacBookAirならバッチリ
便利な使い方を紹介。最近発売された「実践Vim」という本、実におもしろい。TIPSの説明/解説を見ながら実際にキーボードを叩きながら進めてくださいね、という形式で進行していく。MacBookAirは標準でvimはいっているので、Macの横に実践Vimをおいて、ページがめくれないようにオモシで抑えながら読み進めるのだが、スペースとるし、毎回ページめくってはオモシをセットの繰り返しでだるい。
そこくいと自炊してpdfなら、画面の半分に実践Vim、もう半分にMacVimなりterminalの窓を開いておけば、学習かスイスイ進む。これはいい。
MacはもともとがUnix系のOSなので、vimだけてなく、bashもperlもsshもデフォルトで入っているからIT系のお勉強にはぴったしだと思うんですよ。
- 作者: Drew Neil,新丈径
- 出版社/メーカー: アスキー・メディアワークス
- 発売日: 2013/08/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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以上、自炊をちらっと体験した感想でした。