- こどものIT教育とPC自作
- 対象
- 達成したい成果
- 今回はベアボーンキットで
- パーツチョイスは親が
- PCパーツの中古市場がだいぶ規模が小さくなったイメージ
- メモリ高いのね・・・・
- 結局こんなパーツを選びました
- 合計金額は5万5千円
- 組み立ては簡単
- 組立の模様は別記事で
- 自作のメリットデメリット
- 関連記事
こどものIT教育とPC自作
こどものIT教育をどうするかは難しいテーマです。こどもたちも遅かれ早かれ将来的にはネットを利用するようになるので、家庭もしくは教育機関で体系的に教えるべきというのが一応の個人的な結論です。
さっそく我が家でもはじめてみました。ネットでWEBページやユーチューブをみれることが理解できるようになったら、次はPCの勉強が必要だと思います。
PCの勉強は操作を教えるのと同時にハードウェアの仕組みを教えることが大切です。もっとも効果が高いのが「PCの自作、PC組み立て」だとおもっています。各パーツの役割を説明しながら搭載することによって、どのような機能をするモノなのかを視覚的に理解できるのがよいと思っています。
「こどもができたら一緒にPC自作をやる」、というのがわたしの夢の一つでしたので、今回願いが一つかなったので幸せです。ありがとうございました。
ただし、自作は人生経験として1、2回やっておけば十分だとおもいます。常に自作PCでいきましょう、とうい話ではないです。
最近ではノートPCやデスクトップでもBTOで買う方がコストパフォーマンスはいいはずですから。
ただ、いちど自作を経験しておけば、将来ノートPCのメモリ交換、SSD換装なども抵抗なくできるでしょう。つかっていたPCが遅いと感じたときにボトルネックはなんなのだろうと類推しやすくなるかもしれません。
対象
小学校高学年です。もっとはやくてもよかったのですが、習い事などでいそがしく、タイミングを見計らっていました。
PCに熱中してしまって勉強に支障がでるといけないので、定期試験や中学受験などがある場合は、それらを終えたタイミングがベストかと思います。
小学校高学年か中学1年くらいの授業に「PC組み立て」とか設置したほうがいいと思っています。学校でパーツ準備しておけば、毎年同じ授業できますからね。こどもがCPUピン折らないようにスロット型のPentium3がおすすめです(売ってないよ)。
達成したい成果
- PCの構造理解
- 各パーツの役割理解
- OSのインストール
- アプリのインストール
- マイクラやタイピングソフトで遊んでみる
今回はベアボーンキットで
PC自作というとケースと電源とマザーボードを自分でチョイスして、ということろが楽しさの一つですが、今回はPCの教育目的なので、時間短縮のためベアボーンキットを使用することにしました。
ベアボーンキットの場合、「ケース、電源、マザーボード」がセットになっているので、これを自作とはいえないのかなと思いますので以降は「PC組み立て」表記にしておきましょう。
なぜ妥協してベアボーンキットなのかと言うと、前述の通り時間短縮のためと、ベアボーンキットでも「これがケースでこれがマザーボードだよ」と視認しながら教えることはできるので、教育目的だとそこまでこだわらなくてもいいのかなと。
あと、ケースにマザーボード搭載するとき結構手を切って流血することもあるので(手袋をつかわない怠惰な筆者だけかもしれないが)。
パーツチョイスは親が
「PC自作した」と本人が誇らしげにいうためには、本来なら自分でパーツをチョイスするのがあるべき姿かと思います。
自分のPC使用用途を考える→CPU/グラボの選定→マザーボードの選定→メモリ規格・最大サイズ・仕様確認→その他のパーツ選定、というプロセスを経るのが一番なんでしょうけど、今回は子供の教育用なので。
自作自作とえらそうにいってる筆者ですが、そんな年がら年中自作してるわけではありません。正直数年ぶり。正直素人に毛が生えたレベル。
数年あいだをあけるとCPUスロットの規格もかわっていて、押し入れのなかにはいっているPC、マザボ、予備メモリなどは出番がありません。
なので、CPUスロット形状、メモリの世代などを詳しく追っていくところまでは、すくなくても数年に一回しか自作やらない一般人には関係ないかなと。
結局は「そうだ、自作しよう」となったときに出回っているパーツのなかからチョイスするしかないわけで。
まずはベアボーンキットをネットで探して、それにあうCPUとメモリの規格を確認するだけなのでたいした作業ではないです。
PCパーツの中古市場がだいぶ規模が小さくなったイメージ
今回、PCパーツの選定を擬似的に体験するために秋葉原につれていきました。以前の秋葉原はパンツ丸見えのいかがわしい二次元のキャラクターの看板、ポスターがいたるところに貼ってあって、とても子供をつれて歩ける環境ではなかったのですが、最近はパンツ丸見え系はだいぶ少なくなってきた気がします。二次元は相変わらずですが。
パーツやのショーケースみて今回使用しないATXサイズのマザーボード・グラフィックボードの大きさや形状を確認、ソフマップやドスパラのCPU/HDD/メモリ価格表をみながらちょっとコメントをするというもの。
最終的にはベアボーンを先に決定しているので、つかえるパーツはだいたい決まっているんですけどね。
教育目的なので永くつかえるPCを組む必要もないので、CPU/メモリなど故障しにくいパーツは中古でもいいのかと思って、中古売り場を巡ることを想定していたんですが・・・。
久しぶりに自作目的で秋葉原にきてみると(マイクラのイベントでは昨年アキバ訪れていた)、中古売り場がだいぶ縮小されていることに驚いた。以前はソフマップかツクモかドスパラで中古がいろいろ選べていたイメージですが、もう売り場面積ちょこっとしかないし、種類も数量もすくない。みんなネットでパーツ調達するからショーケースにならべる必要もなくなったのかな?
メモリ高いのね・・・・
以前自作したときはメモリなんかはちょっと前の規格のものだったら最低限のものは中古で数百円から2千円程度でかえた記憶があるのですが、今の主流であるDDR4って高いんですね。8GBで1万円しました。たしかに昔は1枚8GBのメモリなんてなかったですが、4GBのメモリも在庫なくしかたなく8GBを購入。
結局こんなパーツを選びました
この記事では参考にアマゾンのリンクをはっていますが、実際はアキバの実店舗で購入しました。全部ネットのアマゾンやヨドバシで買ったほうが楽でポイントも集約できていいのですが、こんかいは教育目的ということで実店舗で買いました。
店頭で「DDR4 2400 のSODIM 8GBで!」なんてかっこよく店員さんに伝えたら、こどもからも尊敬されるに違いない! 実際は「すみません、メモリ価格表の番号で言ってもらっていいですか?」と返されちゃって、恥ずかしい思いをしましたが。。。
ベアボーン(ケース、マザボ、電源が一体)
- Asrock Deskmini 110
ASRock Intel H110搭載 ベアボーンPC Desk Mini 110/B/BB
- 出版社/メーカー: ASROCK
- 発売日: 2016/07/01
- メディア: Personal Computers
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- 実際はヨドバシで15,580円で購入。ネットでかってヨドバシアキバで受け取りにすることで、アキバでうろうろ探し回るのを防止。実際、アキバの店頭でうってるベアボーンってもっと小さいやつしかない。NUCっていうんでしょうか。最近のベアボーンは小さいんですね。NUCだとCPUも組み込まれているのでそれじゃおもしろくないなということでNUCより一回り大きなDeskMini110にしてみました。これはCPU/メモリ/2.5インチサイズのストレージを搭載できるので、ギリPC組み立てになります。こんなベアボーンをまっていたとういギリギリサイズ。インテルの標準CPUクーラーを搭載してもギリギリ入る大きさのPCケース。すごいイカした設計。ケースファンとかはないです。
- Asrock Deskmini 110
CPU
- Pentium G4560 BOX
Intel CPU Pentium G4560 3.5GHz 3Mキャッシュ 2コア/4スレッド LGA1151 BX80677G4560 【BOX】
- 出版社/メーカー: インテル
- 発売日: 2017/01/06
- メディア: Personal Computers
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- 実際はドスパラで6,920円で購入。CPUはほんとセレロンの一番やすいやつを買おうとおもっていたのですが4千円くらいのやつ。それが売り切れで5千円のしかなくて、週末限定・数量限定でこのPentiumのセールやっていたので、そのぐらいの差額ならとういことで、こっち買っちゃいました。
- Pentium G4560 BOX
メモリ
- DDR4 2400MHz SODIMM 8GB
CFD販売 ノートPC用メモリ PC4-19200(DDR4-2400) 8GBx1枚 260pin (無期限保証)(Crucial by Micron) D4N2400CM-8G
- 出版社/メーカー: CFD Crucial
- 発売日: 2016/09/10
- メディア: Personal Computers
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- 実際はドスパラで10,700円で購入。前述した通り、メモリの価格が高くて以前自作したときと比べて自作の費用全体にしめるメモリの割合がものすごく高くなった印象。4GBがうりきれていたので8GBを購入
- DDR4 2400MHz SODIMM 8GB
自宅のパーツを流用
- SSD 128GB SATA接続
- モニターは液晶テレビ。HDMI接続。
OS
- Windows10 Home 64bit USBメモリ版
Microsoft Windows 10 Home Fall Creators Update適用済み 32bit/64bit 日本語版 (最新)
- 出版社/メーカー: マイクロソフト
- 発売日: 2017/12/15
- メディア: USBメモリスティック
- この商品を含むブログを見る
- 実際はドスパラで16,000円で購入。以前はPCIのUSBボードとかと抱き合わせでDSP版をかったりしていましたが、最近では公式USBメモリ版ってのも売ってるんですね。はじめてみましたよ。今回のベアボーンはDVDドライブないし、家のPCでインストール用Win10USBをつくる手間も省けてこれがベストかと。DSP版より千円高いくらいだった。パッケージのなかにはインストール用のUSBとアクティベートコードのカードが入っている。
- Windows10 Home 64bit USBメモリ版
その他周辺機器、アクセサリ
- 無線のマウスとキーボード: それぞれ1000-2000円くらいのもの。エレコムとサンワサプライ。ヨドバシのポイントで購入。
- HDMIケーブル:スリムタイプのもの。エレコム。1,310円。
- USBハブ: Deskmini110の前面にUSB(Type-A)が1カ所しかない。Type-Cも1ポート前面にあったのでType-CをType-Aに変換するタイプのUSBハブを購入。これで、 無線マウスと無線キーボードのトランシーバ(2個)を前面に装着できた。
合計金額は5万5千円
SSDとモニタは自宅のを流用なので、金額にはいれていません。
組み立ては簡単
プラモデルよりも簡単でしたね。筆者がうしろからあーだこーだ口出ししましたが、小学生ひとりで組上がりました。
一番の難関かとおもっていたCPUファンもあっさりと。最近のは素人でも非力な人でも搭載できるような設計になっている。すげぇよ、テクノロジー。
CPUやメモリの搭載不良で起動不可orビープ音などを期待しましたがあっさりノーエラーで、いきなり起動してきちゃいまして、、、、。教育的にはよくなかったですね。
もうBB戦士よりも簡単。すごい時代になった。ありがとうベアボーン。ありがとテクノロジー。
組立の模様は別記事で
乞ご期待!
自作のメリットデメリット
公平を期すために筆者が考える自作のメリット、デメリットも書いておきましょう。
メリット
- PCパーツのやくわりを視覚的に学習できる
- 将来ノートPCをつかうようになった場合でも、メモリ交換やSSD換装を挑戦しやすくなる
- PC の調子が悪かったり、性能が出ていないばあい、原因切り分けするための知識が身につく
- PCの動作はハードウェアだけではなくOSとドライバが必要であることを学べる
- メインのPCをパーツを交換させながら延命させ、永くつかうことで地球環境に配慮できる
デメリット
- コストパフォーマンスが悪い(最近は組立済みのPCやノートPCのほうが安い)
- 自作PCが故障したときに、余剰パーツがない場合、切り分けが進まない場合がある
- 切り分けに時間がかかったり、相性問題で解決できないこともあるかもしれない
関連記事
今回の記事
↓
以上