読書:デッドライン決断術 吉越浩一郎(著)

デッドライン決断術-ムダな仕事はネグれ! (祥伝社新書 175)

デッドライン決断術-ムダな仕事はネグれ! (祥伝社新書 175)

読書:デッドライン決断術 吉越浩一郎(著)

デッドライン仕事術の補足本みたいな感じ。
締切り意識をもって日々の業務をこなしていきたい。


副題の「無駄な仕事はネグれ」っていうのは
ネグレクト=無視する、のこと。不要な部分は省いて仕上げろってことらしい。
100%の完成度を求めるとものすごく時間がかかるから、ある程度で
切りをつけたほうがいいとか。

派遣切りについて

経費をフレキシブルにいつでも落とすことができるように、会社は非正規従業員というバッファーを用意している。そこから先に切り捨てられるのは、やむを得ない。突如「一〇〇年に一度」ともいわれる経済危機が訪れ、多くの企業が一斉に非正規従業員を切り始めたので大騒ぎになったが、そもそも会社はこういう自体を想定してそのシステムを作っている。それを予定どおり実行しただけだから、驚くには値しないのである。

自力で生き抜けるビジネスマンについて

そういえば昔、身も心も会社に飼い慣らされたサラリーマンを「社畜」と読んだ評論家がいた。家畜と同様、そんなビジネスマンに逞しい「野生」は感じられない。会社に甘えない「自立した個」を目指すことが、競争を勝ち抜くのに必要なしたたかさを育てる第一歩なのである。

メールは五分以内に返信する

メールを五分以内に返信しようと思ったら、誰かに「ホウ・レン・ソウ」をしている暇はない。それどころか、「誰に相談すべきか」と思い悩んでいるうちに、五分くらいすぐに経ってしまう。
 したがって他人に頼らず、その場でただちにキーボード上で手を動かしながら自分の考えをまとめなければいけない。ほぼ瞬間的に、「どう返信するのがベストなのか」を判断する力が求められるのである。