読書: IT業界を楽しく生き抜くための「つまみぐい勉強法」 奥乃美/渋川よしき:著

IT業界を楽しく生き抜くための「つまみぐい勉強法」 (技評SE選書)

IT業界を楽しく生き抜くための「つまみぐい勉強法」 (技評SE選書)

読書: IT業界を楽しく生き抜くための「つまみぐい勉強法」 奥乃美/渋川よしき:著

 やばい、また勉強法の本読んでしまった。勉強法の本読んでる暇があったら勉強をはじめろ、ともう一人の自分が騒いでますが、ぱらぱらっと読んでみました。IT業界の人に特化した内容で書かれているのが、他の勉強法の本と差別化できてて、いいんじゃないかと思います。

 とくに、勉強会というものがIT業界ではかかせないようで、ぼくも参加したことないんですが、どういうふうに勉強会に参加するか、主催するかなども細かく書かれていて、いずれ参考になるのかなと、思います。凍結に近いmixiアカウントをもういちど利用して、勉強会のコミュニティにではいってみようかしらん。

いか、面白かった部分の引用。

 目次

第1章 つまみぐい勉強法とは何か?
	つまみぐい勉強法とは何か
		・勉強のサイクル
		・勉強の道
	つまみぐい勉強法・三つの価値
		・えいや、で始める
		・ほかの勉強へすばやくスイッチ
		・対象は変わっても、勉強自体は続ける
	口に合わなければやめてもいい
	勉強がうまくいかなくても悩む必要はない
		・やり方の相性
		・状況の変化
		・戦略的撤退もあり
		・「合わないことが分かった」と考えよう
	終着点は自分で決めよう
		・得意技を見つけよう
		・勉強することが将来につながる
	本章のまとめ

第2章 守りの勉強法
	新しい仕事が与えられた瞬間が勉強のスタート
		・システム開発ダブルメジャー
		・作る対象の言葉を知ろう
		・プロジェクットのイメージを知ろう
		・責任を実感してみよう
	調べ方を学ぼう
		・一人で調べる方法
		・ソーシャルブックマークを活用する
		<コラム>ソーシャルブックマークと通常のブックマークの違い
	質問の仕方を工夫しよう
		・質問する前に、今の状況を整理しよう
		・状況整理は問題解決の第一歩
	情報の質について考えてみよう
		・一次情報か二次情報か
		・事実か?判断か?
		・情報か?経験か?
	フランス料理はソースを舐めてレシピを覚える
		・観察すべきポイント
		・改善できる場所はあるか?
	つまみぐい仕事で引き出しを増やしていこう
	 	・仕事もつまみぐい
		・つまみぐいの仕事から自分に合うものを選ぼう
		・自分で仕事の枠を決めよう
		<コラム>行動に迷ったらやることを整理しよう
	本章のまとめ

第3章 攻めの勉強法
	勉強時間を作ろう
		・時間の無駄の発見方法
		・枠に勉強する内容を書き込む
	ほかの人はどのように時間をつかっているのか?
	本は最強の時短勉強メディア
		・どのように探せばいいのか?
		・本の選び方の戦略
		・本は月にどのくらい買うのか?
		・IT技術書以外も読むべきか?
	ソースコードから学ぼう
		・難しそうだけど・・・
		・何から手をつければいいのか?
		・オープンソースから積極的に学ぼう
		<コラム>ライセンスに注意しよう
	ブログや記事を書いていこう
		・ブログを書く事のメリット
		・ブログを使った学習の強化
	翻訳をして学ぼう
		・翻訳のメリット
		・翻訳で一番大切なのは日本語力
		・ちょっとずつ翻訳しよう
		・怖れずに公開しよう
		・翻訳によって成長もできる
		<コラム>マインドマップ
	本章のまとめ

第4章 勉強法座談会
	個人の勉強から「勉強会」へ
	IT技術者の勉強法座談会
		・社会人の勉強について
		・教えてくれる人
		・勉強会の雰囲気
		・モチベーション
		・時間の使い方
		・勉強会のやめどき
		・勉強で失敗した、つまずいた
		・基礎知識

第5章 勉強会に行こう
	勉強会10のメリット
		・ファミリーを作る
		・日常に変化を与える
		・方向性を正す
		・リーダーシップを伸ばす
		・世の中の流れを知る
		・初心者レベルからロケットスタートする
		・ストレスへの耐性をつける
		・高い目標を発見する
		・自分のブランドを確立する
		・出版デビューのチャンスをつかむ
	勉強会の探し方
		・コミュニティを探す
		・人を探す
		・勉強会情報を探す
	輪を広げるためのコツ
		・事前にできること
		・勉強会当日
	勉強会の落とし穴
		・勉強会にたくさん行っているけど・・・
		・勉強会だけでは本当の意味での実力は付かない
		・お客さん気分での参加は損
		・時間が減る
		・自分が上という意識を捨てる
		・ハンドルネームはころころ変えない
		<コラム>勉強会無断キャンセル問題
	プチプチ時間管理術
		・重要じゃないタスクにマークをつけよう
		・それ以外に配慮すること
	小さな勉強会を開催してみよう
		・開催のための最初の一歩は?
		・勉強会の枠組みを決めよう
		・勉強会の設計図を引こう
		・勉強会の開催
	勉強会参加=離陸
	本章のまとめ

第6章 勉強を思考タイプ別に攻略!
	あなたはどの思考タイプ?
	「分析大好き」大久保タイプ
		・大久保タイプの考え方
		・エピソードから見る大久保タイプ
		・大久保タイプの勉強法
		・大久保タイプが陥りやすい勉強の落とし穴
	「実践大事」山県タイプ
		・山県タイプの考え方
		・エピソードから見る山県タイプ
		・山県タイプの勉強法
		・山県タイプが陥りやすい勉強の落とし穴
	「社交はまかせろ」西郷タイプ
		・西郷タイプの考え方
		・エピソードから見る西郷タイプ
		・西郷タイプの勉強法
		・西郷タイプが陥りやすい勉強の落とし穴
	「奇抜にいこうぜ」龍馬タイプ
		・龍馬タイプの考え方
		・エピソードから見る龍馬タイプ
		・龍馬タイプの勉強法
		・龍馬タイプが陥りやすい勉強の落とし穴
	思考タイプは一つだけにあてはまるわけではない

第7章 家庭を持っている人の勉強の仕方
	家庭を持っている人の勉強時間の作り方
	普段から配慮していること
	勉強会に関して、気をつけていること
	懇親会への参加は?
	奥さん・旦那さんにここだけは理解してほしい!
		・なぜ勉強会が必要なのか?
		・やはりお小遣いでは・・・
		・子供の教育という観点で
		・最後には「ありがとう」
		<コラム>独身のうちにやっておくべきこと

おわりに
謝辞

つまみぐい勉強法とは
 ・えいや、ですぐ始める
 ・他の勉強へすばやくスイッチする
 ・対象は変わっても、勉強自体は続ける

新しい仕事が与えられた瞬間が勉強のスタート

 仕事においても、いろいろなアイディアを実践することで仕事の質や効率を高める事ができます。難しい仕事であれば少しでも簡単になるように、単純作業が多ければ少しでも自動化できるように。新しいインスピレーションを受けて、アイディアを考えることもできるでしょう。特に新しい仕事に入る瞬間というのは、勉強してスキルを一気に上げるチャンスです。いつ、どんな場面でも、勉強するチャンス転がっています。

質問の仕方を工夫しよう
 1。具体的にどんな作業をしたか
 2。その結果、どういう状態になったのか
 3。本来、どういう状態になりたかったのか
 4。そもそも、何をしたかったのか

これ、つかえる。後輩指導とかにも。


本をどうやって探したらいいかについて

ジュンク堂書店のコンピュータ書籍の入荷情報を知らせるツイッター(@junkudo_ike_pc)も参考になります。新刊本が何部出版されたのか、という情報を知るのはなかなか難しいのですが、入荷数や再入荷情報を見ると「この本に期待している人は多いみたいだ」とか、「この本は売れているな」と類推することができます。

これ、早速フォローしてみた。ISBNとかも書いてくれるし、何冊入荷しましたとかの生の情報がすごい。直接買うまでもないかなor読みたいけど緊急性はないかな、とおもったら、図書館でリクエストだせばいいわけだし。図書館でiPhoneでこのツイートみながら用紙に書けばいいだけなんで、楽。

攻めの勉強法のまとめ

 本章のまとめ

 自分から積極的に行っていく「攻めの勉強法」を、本章では紹介しました。すべてを同時に実行することは難しいので、できそうなものから少しずつ自分の勉強プロセスに組み込んでいきましょう。将来、自分でオープンソースの開発に携わったり、自分でコミュニティを作ったり、大きな活動をするきっかけをつかめるかもしれません。世の中を変えるような活動をする際にも、この章の内容は役に立つでしょう。

勉強時間をつくろう
 仕事以外にも勉強しようとなると、忙しい中で勉強する時間を確保する必要が出てきます。ここでは、勉強時間をつくる方法を紹介しました。

読書
 IT業界では、出来る人ほど本を読んでいます。すぐに役立つ本だけではなく、教養的な本、仕事の仕方など、いろいろつまみぐいするようにしましょう。もちろん、IT以外の本もいろいろ読んで幅を拡げるのも大切です。

手を動かそう

 つまみぐいで引き出しを増やすというのが本書で紹介している勉強法ですが、暗記するのが目的ではありません。手を動かして、経験が増えれば増えるほど、いざというときに体で反応できるようになります。資格試験も無駄にはなりませんが、「体験部分を自分で補完しよう」と意識するようにしましょう。

ソースコードから学ぼう

 いいソースコードを読むことで、いいコードが書けるようになります。恐れずにコードを読んでいくようにしましょう。「そのコードはなにをしようとしているのか?」を意識すると、読みやすくなります。また、流用する際にはライセンスに注意する必要があるので、GPLクリエイティブコモンズを紹介しました。

ブログを書こう

 自分の経験をまとめたログにもなりますし、ほかの人にも役立ちます。継続して書き続けると、メディアとしても価値が出てきます。一朝一夕で書けるモノではありませんので、自分の技術者としての実績を証明する履歴書にもなります。

翻訳をして学ぼう
 翻訳は利他的な行動です。自分のためではなく、多くの人の役に立ちます。翻訳は難しくはありません。必要なのは日本語力とやる気です。英語力に関しては、中学程度の英語+翻訳サービスなどの力を借りればなんとかなりますし、実力も付いてきます。

勉強会情報を探す
 勉強会情報を手っ取り早く知る方法に、はなずきんさんが管理している、IT勉強法カレンダー(http://tinyurl.com/itcal/ )があります。IT勉強会カレンダーは有志で運営されている、共有のカレンダーで、多くの勉強会情報がとうろくされています。また、「ATND」( http://atnd.org)「こくちーず」( http://kokucheese.com)といった、イベントの募集に使われるウェブサービスを見ると、さまざまな勉強会の情報を収集することができます。RSSフィードも利用できるので、RSSリーダーを使って定期的にチェックすることも可能です。

要チェックや!


名刺の構成について。
表:名前、連絡手段、あった日時をかく欄をつくっとく
裏:顔写真、趣味とかをマインドマップ風に書き連ねる(話題探しのための趣味情報)

以上でーす。