なれる!SE3 失敗しない?提案活動 (電撃文庫) 作者: 夏海公司, Ixyイラスト

なれる!SE (3) 失敗しない?提案活動 (電撃文庫)

なれる!SE (3) 失敗しない?提案活動 (電撃文庫)

 第二巻が出たのがついこの間のような気がするが、もう3巻でました。1巻がネットワークの構築・納品、2巻が運用、で今回が提案ってわけです。ぼくはSEじゃないんで、提案って世界を知らないですが、ヘーこんな感じなんだーと楽しく読めた。第4巻は保守でもやるんでしょうかね。Clusterシステムでのmemory障害の保守の話なら第2巻でやったからないか。 主人公が社長へと成長していく話にしたら、長くかけるし面白いかもしれない。間延びが心配ではあるが。


今回も主人公は新卒2,3カ月目っていう設定になってます。ルーキーにプレゼンさせるってどんな会社やねん、と思った。せめて主人公が勤続2、3年たちましたって設定にしとけばいいのに。微妙なリアリティ加減には気をつけてほしいな。そうしないと、せっかくの経験をいかした面白い話がしらけちゃうから。そのまま次回作も一カ月後の話、みたいにすすんでいったらスラムダンクみたいに、1年を表現するのに何年もかかる,ってことになりかねない。


 今回も、営業や提案独特の臨場感とか駆け引きってのも表現できるかどうかが勝負だったかと思うんだけど,なんか最後はアイデアだけで押し切った感じで、ちょっと物足りなかった。もっとプレゼンテーションのシーンとかを手厚く書いたら面白かったかもしれない。読者にたいしてプレゼンしてみてよってわけです。ま、なんだかんだいいながら、次回作がでたら買うんでしょうけど。


 ゲーマーズっていう本屋さんで買ったら,なんか会社が9周年だとかで、缶バッチもっらっちゃった。いやー、今の時代、缶バッチなんてなんにつかうんだろう。鞄にでもつけるか、装備できないので、しりあいにでもあげるとするよ。


 あと、ゲーマーズは本がビニールに包装されていて、背面に室見さんのスーツ姿のブロマイドが入ってた。友達にあげちゃったけど、ああいうサービスはラノベらしくていいと思います。小説のなかだけでも萌え前回でやっちゃってあげたほうが、黒い世界を知っているSEさんたちは買ってくれるんじゃないでしょうか。分かりませんが。