今日公開された マクロスF サヨナラノツバサ見てきました。上映日に見たい映画だったので。昨年やったイツワリノウタヒメの続きで、完結ってことです。
マクロスFのTVシリーズを見ていない（いわゆるシロート）＋歴代のマクロスシリーズもそんなに詳しくないぼくですが、一応ネタバレってことで何知らねーくせに書いてんだよ、という批判を予想しつつ書きます。
まず、マクロスFのCDはひと通り聴いたつもりだったぼくでしたが、今回の劇中歌は知らない歌ばかりでした。書き下ろしなのかも。前回のダイヤモンドクレパスとか、あと名前知らない「生き残りたい〜」の歌とかもあって良かった。「きらっ☆」も一瞬あったんでまんぞく。
初聴きの歌を気に入るっていう体験がいまだかつてないぼくなので、まー、よさは今後徐々にわかってくるのかしら。
映像は綺麗できめ細かい。ほんとBDで見てこそ本領が発揮されそうな映画ですよねー。なんかMovixさいたまのスクリーンがしょぼいのか、絵がそれほど綺麗に写ってなかったような気がする。
主人公アルト君と、ランカ・リーと、シェリル・ノームの三角関係を描いた話だったけど、なんと、アルトくんはシェリルを選ぶという感動のラスト。選んだはいいがアルトくんもサテライトキャノンで消滅＋ランカちゃんにショックを与えるだけという精神的ブラクラ攻撃、よくぞやったという感じだが、まー納得。
最後はガンダムZなみに主要キャラがボコボコ撃ち落されていく、、、、かと思いきや皆ぴんぴん生きてる。
でっかいマクロス号なんかエウレカセブンばりにサーフボードで波に乗りまくっていて、若干ラストの緊張感が薄れた。
アルトくんは キラ・ヤマトばりに「争うつもりはないんだ！」と言いながら武力介入。あんたなんなんだ！とシン・アスカなら叫んでることだろう。
前作では地球連邦軍ｖｓバジュラ、という構図かと思いきや、実は地球連邦軍に入り込んだスパイの一味がバジュラを扇動して、戦争を演出していた、という話になった。ガンダムでよくある三つ巴戦とまではいかないまでも、途中で軍内部でドンパチしはじめて、初心者ぼくはよく分からなくなってしまった、不覚にも。
ランカの実の兄という人もあらわれ、寝返りに寝返りを繰り返し、最後はアニキ分たちに操られていたことを自覚し、キルアばりにおでこからアンテナを引きぬき、洗脳から抜け出すという荒業をやってのける。
SMS（私設武装組織＝傭兵軍団）は、なぜかシェリルとの契約を優先し、地球連邦軍に反旗を翻す。普通なら、事情を知ったとしても、地球連邦軍に協力し、バジュラを殲滅し、甘い汁ありがとうというところだが、この艦長、発想がとんでいる。それに異議を挟まない部下たちの忠誠心といったら驚くばかりである。
主人公達の思惑とは裏腹に、最終的にバジュラは自分たちが住んでいた星（地球そっくりで人類が住める！）を無条件に明け渡して去っていった。こんなうまい話が！しかも、マクロスって、地球がボロボロになったから、新天地をもとめて銀河を旅するっていうのが、ベースのテーマだった気がするんですが、あっさり、人類の夢が叶えられてしまった瞬間・・・。うーん、それでいいの？
最後は劇場版ドラえもんみたいに、この星の自然を守りましょう、みたいなこといっちゃって、エコを意識しなきゃ作品つくれないってのかよ！とつっこみたくなった。
詳しい人によるとマクロス７のコスプレがあったり、して、シリーズのファンを楽しませるような仕掛けがいくつかあったそうである。うーん、そういう意味でいうと、事前知識ゼロで映画見ってのはちょっと勿体無いかもね。姿勢として。
あと、序盤にブラックジャックとか、手塚治虫の漫画ででてくるツギハギのキャラクターとかでてきて、なんか提携してるんだろうか。
話が前後するが、映画始まる前の広告で、いろいろ面白そうな映画を紹介してた。
・手塚治虫のブッダ（主題歌X-Japna）
・鋼の錬金術師（どんだけ金しぼりとるつもりだよ）
・アクエリオン劇場版（またすか）
・新海誠の新作（絶対みる！）
なのです。
あ、マクロスの感想をあまり書いてなかったけど、１年またせてくれただけあって、十分しっかり作られてて、面白かったです。以上っす。
