HDビデオカメラでとったm2tsを Handbrake使ってmp4にするメモ





SonyのハンディカムやCannonのivisなど、最近のビデオカメラは安くて軽いのに、HD画質で撮影できて便利です。


それらのカメラで撮影すると、拡張子がm2tsの動画ができます。


これを低スペックマシン上のVLCなどで再生しようとすると、画質は乱れ、カクつきます。HDビデオカメラ付属の再生ソフトを使うと、綺麗に見れますが、家族に配ったりする場合、m2tsの再生環境がなく見れなかったり、動画の容量がでかく、40分で7GB程度と、DVDにも焼けないサイズになるので配るのも大変。


なので、みんなが見れるmp4などの動画形式に圧縮するといいです。Handbrakeというフリーソフトを使うと、ワンタッチで変換できて便利です。上記7GBの動画も800MBのmp4に変換できました。


公式サイト http://handbrake.fr/downloads.php からダウンロードできます。ここではWindows版の64bitを使って説明します。今回は現時点での最新バージョンである0.98。


ダウンロードしたら適当に次へ次へでインストール。英語のソフトですが、まーきにせず、ワンタッチ用途で使うだけなので。


今回は以下の前提条件でやりかたをメモっときます。

  • 変換前の動画: サイズ1920x1080のm2tsファイル
  • 変換後の動画: 1GB未満のmp4になってくれたら嬉しいなって


ほとんどデフォルト値かと思いますが、いちおう・・・・。「Handbrake おすすめ プリセット」などの検索語で飛んできた人には非常に申し訳ないですが、かなり適当です。べつに何度も設定値をチューニングし、出来上がった動画を見返し、さらに設定を改善し、、、というかっこいいプロセスは経ていません。適当にググりながらやって、あ、こんくらいならべつに初心者レベル(=ぼく)で判断する限り問題ないクオリティの動画かな?てきな内容です。

  • まずはじめに、画面上部メニューのTools -> Options
      • Output Filesタブ→ Default Path : 好きなフォルダ。ぼくはデスクトップ直下にしています。で、一度Handbrakeを終了し、再度開く
  • 画面左上の「Source▼」の部分に元動画(m2ts)をドラッグ&ドロップ。数秒まつ。
  • Pictureタブ
    • Size
      • Souce:の縦横はデフォルト画像と同じに。たぶんここを小さくすれば出来上がった動画のファイルさいずも小さくなる
      • Anamorphic : Strict (縦横変更する場合はNoneにして手入力)
      • Display size : 上記Sourceと同じ。ここでは1920x1080
      • Cropping : Automatic
  • Video Filtersタブ
    • Filters
      • Detelecine: off
      • Decomb: off
      • Deintelace: slow (デフォルトOFFだが、OFFで変換すると出来上がったmp4に邪な横シマが入る)
      • Denoice : off
      • Deblock : off(一番左)
      • Grayscale Encoding : チェックなし
  • Video タブ
    • Video
      • Video Codec : H.264(x264)
      • Framerate : Same as source / Variable Framerate
    • Quality
      • Avg Bitrate(kbps): 2500
      • 2-pass Encoding :チェックなし
  • Audioタブ
      • いじらない(多分DVDをリッピングするときに使う主音声・副音声選択用)
  • Subtitles タブ
      • いじらない(多分DVDをリッピングするときに使う字幕選択用)
  • Chapters タブ
      • いじらない(多分DVDをリッピングするときに使う場面選択用)
  • Advancedタブ
    • Endocing
      • Reference Frames : Default(3)
      • Maximum B-Frames : Default(3)
      • CABAC Entropy Coding : チェックあり
      • 8x8 Tranceform : チェックなし
      • Weighted P-Frames :チェックなし
      • Pyramidal B-Flrames : Default(Normal)
    • Psychovisual
      • No DCT-Decimate: チェックなし
    • Analysis
      • Adaptive B-Frames: OPtimal
      • Adaptive DirectMode : Default(Spatial)
      • Motion Estimation Method: Default(Hexagon)
      • Subpixel ME & Mode Decision : Default(7)
      • Adaptive Quantization Strength : さわらない(真ん中)
      • Psychovisual Rate Distortion : さわらない(真ん中)
      • Parition Type : Default
      • Trellis: off
      • Deblocking : Default 0
  • ここまでできたら、設定を保存する
      • 画面左「Presets」の一番下「+Add」をクリック
      • Preset Name: 「HDビデオ変換用」とか適当に
      • Use Picture Size : Source Maximum
      • save filter settings : チェックする
      • で「Add」
      • presets一覧から「HDビデオ変換用」を選択して、「Optios」→ SetDefault (こうすると次回からHandbrake使う時もこの設定が自動で適用される)
  • 画面上部の「Start」ボタンを押せば変換開始。気長に待ちましょう。次回からはSource動画を選択し、Start押すだけのワンタッチ操作でオーケー。


ようやく撮りためていた動画の整理ができそうだ。

音を均一にするには

DRCを2−3くらいにするといいらしい。(デフォルトだと、効果音だけがやたらとおおきくて、セリフが小さい現象になる)