- 作者: 森山たつを
- 出版社/メーカー: 森出版
- 発売日: 2013/06/26
- メディア: Kindle版
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購入の経緯は
Kindleでセールやっていたので。59円。
本の対象読者
Kindle本出版を考えているビギナー向けハウツー本。
著者の考えはどのようなものか
自らの電子書籍販売に関する試行錯誤、ノウハウを惜しげも無く提供してくれてる。
Kindleとは関係ないがHonYeah!という電子書籍販売サイトの紹介が興味深かった。印税率80%という、だれでもドキュメントを売れるサイト。PDFとかワードとかでもうれるらしい。休日を利用して新人教育用につくった勉強会資料やパワポも売れるみたい。夢が広がる。
その考えにどのような印象を持ったか
気前のいい人だなあ。KDP手続きの章では、「詳しくはググって」というところも多かったが、59円ならしっかり元がとれる。
印象に残ったフレーズやセンテンスは何か
この本の結論を書いちゃおうと思います。 ・電子書籍をつくるのに一番簡単なツールはlivedoor blogである。これを使えば、blogをつくるのとほぼ変わらない手間で電子書籍をつくれる ・電子書籍をたくさん売りたいなら、AmazonのKindle Direct Publishingが圧倒的。複数の書店向けに発行手続きをするリソースがない人は、KDP一本で充分なくらい ・電子書籍個人出版の価格は99円と250円の2択。もちろん、それより高い価格をつけてもOKですが、値段を上げるよりもいい方法がある
・電子書籍を売りたい人は、まずはblogやtwitterで読者の役に立つ情報を発信する。無料でリンクをクリックするだけで読めるblogの上で読まれないモノは、有料で売れるわけがない ・発売後のプロモーションは、仮想敵をつくって、楽しく!
日本で紙の本を売ると著者に入ってくるお金は価格の10%以下です。 Amazonで100円の電子書籍を売っても35%。250円の電子書籍で65%程度となります。
Amazonで本を売るなら、価格は99円か250円の二択
なお、KDPで70%印税にするために「Kindleセレクトに入る」という条件がありますが、Kindleセレクトに入ると他の電子書籍サイトで売ることが出来ないという条件が付きます。マルチプラットフォーム展開を考える人は、この点も考慮に入れる必要があります。
100円で三冊売れると収益は 100円×35%×3冊=105円。 250円で一冊売れると収益は 250円×70%×1冊-販売手数料9円=169円。 作者に入るお金は1.6倍以上になるのです。
類書との違いはどこか
ちきりんさんの電子書籍体験記も臨場感あって面白かったけど、森山さんのほうがより庶民的な印象をうける。しかし、さすがプロの校閲がはいってないだけあって、誤字が多かった。「詳しくは次の章で解説します」みたいにかかれていても、章番号すらないですし!
以上