- 作者: 常見陽平
- 出版社/メーカー: ヴィレッジブックス
- 発売日: 2012/09/28
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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購入の経緯は
店頭でたまたま見つけて。タイトルに惹かれた。実はぼく、ガンダム大好きなんです。
著者の考えはどのようなものか
自己啓発本に乗せられるなよ。仕事頑張り過ぎないでという考え。ほとんどの人たちはジムなんだから、まずはそれを認識して、ガンダムになろうとするから苦しいのだと。とは言いつつも、分類としては自己啓発本かな。この本が僕にとっての最後の自己啓発本になってくれればいいのだが・・・。
その考えにどのような印象を持ったか
「凡人はやってもできない」と直接的に書いたりはしていないが、考え的にはそんなところでしょうか。ダメ人間は頑張っても無駄、とばっさり言い切ってほしい場合は、橘玲さんの「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」読んでみたらいいですね。
先進国の日本では幸せを安く得られる、ジム人間なりの幸せを噛みしめようという逆転の発想。ってか、そう考える以外に安月給で相対的幸福度を上げることはできないか・・・。
「ゼロから始める都市型狩猟採集生活」も合わせて読んでおくといいかもしれませんね。社会から「お前不要」と言い渡されても「何とか生きていけるかな・・」という安心感を得ることができます。
転職等を考えないで、今の職場で適当にほどほどに頑張ればいいんだよ。飽きたら異動願いだして、次の現場はどんなかなーくらいに軽く考えるくらいでちょうどいい。あとは少ない給料でどう幸せを感じるか。そこが一番のポイントですかね。そこが悟れれば本が書ける。
印象に残ったフレーズやセンテンスは何か
「新卒一括採用」
これは昭和のモデルだとうい批判もあり、新卒一括採用廃止論などがよくメディアに掲載されるわけだが、僕が学生だった15年前にもそんな声がありつつも、未だに根強く残っているのは何らかの合理性があるからだろう。学生にとっても、ある時期に集中して就職活動ができるし、何の取り柄がなくても採用してもらえる。特に、未完成の可能性に賭けている点は注目するべきだろう。
(p.29)
まずは自分がジムであることを受け入れて、地に足のついた、日々の幸せを確かめたいものだ。
(p.100)
ビジネス書にハマる人たちについて「そんなもの読む前に仕事しろ」「自己啓発難民になるな!」
(p.103)
類書との違いはどこか
自己啓発本を本気で読んでいたわけじゃないけど、なんかいいとこ取りで、自分の生活が豊かになるところあるかなーとういかすかな期待をもっていたのはたしか。今後はそれも時間のむだだな。教養と勉強のための本を読もう。
関連情報
常見陽平さん ( @yoheitsunemi )