読んでみた。
初心者エンジニア向けおすすめ書籍、的Youtubeで紹介されてた
最近いろんな分野を広く浅く勉強したいマインドになってきている。
Youtube見ると、初心者向け書籍などが紹介されているものが多くあり参考にしている。Amazon中古・メルカリなどで安いものをどんどん買って積んでいる状態。
読み終えしだいまたメルカリで売るだけのループ。エコで環境にもよい。
UNIXとは、について書かれてはいるが・・・
UNIXの生い立ちについてもっと詳しく勉強できるのかと思いきや、意外とほとんど触れられておらず驚き。肩透かしを食う。
UNIXの基本的な思想がちょろっと書かれているだけの本だった。
FreeBSDとかSolarisとかUNIX OSは一応多少は馴染みがあるが・・・技術的な特徴や生い立ちは別のサイトやWikipediaなどで勉強したほうがいいのかも。
本当に読み物としての書籍。
概要
UNIX OS・アプリケーション(コマンド)はシンプルで移植性が高い。なにか作るとき、ゼロからプログラミングするんじゃなくて、既存のものを利用すべきだ、シンプルなコマンドを利用したシェルスクリプトがいいんだよ、というのが強調されてた。
筆者はプログラミングもしないし、シェルスクリプトも複雑なのはまったく無理なんだけど、ふーん、そんなもんかーと思いながら読んだ。
第3章は面白かった。第1のシステム(あらけずりで革新的)、第2のシステム(第1のシステムにいろんな利害関係者がむらがり重く改悪されたシステム)、第3のシステム(志が高い人が第2のシステムを作り直したもの)のところはなるほどなーと思う。たしかにそんな気がする。
2001年出版の本(原書は90年代後半)なので、20年以上前のはなし。かつ著者はアメリカのかたのようなので、時代背景や当時の主流なPC環境とかがいまいち分からなかった。サーバ・サーバOSの世界がどうだったか知らないけど、2000年ごろはWindowsXPとはWindows2000の時期かな。
UNIXの比較としてMS-DOSがでてくる。Linuxについてはまったく触れられておらず。「このOSの思想はこうだけどUNIXではこうです」的な実例が少なく、読んでいて納得感のある説明が少なかった。
筆者がそういう分野の人じゃないからから、得るものがあまりなかったのかもしれないですけどね。
プログラマー的なエンジニア志望の人が読んでおく分には、まー良いんじゃないでしょうか。
以上