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橘玲さん『言ってはいけない格差の真実』

言ってはいけない格差の真実【文春e-Books】

言ってはいけない格差の真実【文春e-Books】

久しぶりの橘玲さんの新刊。雑誌に寄稿したものをまとめた内容らしく、短くてすぐ読める。

日本においても「リベラル」を自称する論者が同様のグローバリズム批判を繰り返しているが、これは事実に反し、非論理的で、隣人がゆたかになることを妬む自己中心的な卑しい差別主義以外のなにものでもない。(橘玲「言ってはいけない格差の真実」より引用)

 ー> グローバリズム批判をする人への反論コピペ。後進国の人たちが先進国なみに豊かになる唯一の構造がグローバリズム化ってことですね。だれにでも勝つチャンスがあるってのは心地いい話ですが、一度地位を手にした人にとっては、むしろ不都合になると。

ヘッドスタートによる学力の向上は一時的なもので、思春期になる頃には教育投資の効果はほとんどなくなってしまうのだ。ーーーこのことは、「お受験」で私立幼稚園や名門小学校に入れることはできても、幼児期の親の努力は子どもの将来の学力につながらないことを示している。(橘玲「言ってはいけない格差の真実」より引用)

 ー> 幼少期のお稽古ごとに大金をかけても無駄ってこどですね。公文で最低限の計算力と、中学受験の前に進学塾に通わせるくらいでちょうどいい、とぼくは解釈しています。  

一人で子どもを育てることを余儀なくされた母親を社会全体で支援するのは、道徳的にも経済的にも正しいのだ。(橘玲「言ってはいけない格差の真実」より引用)

 ー> 川崎国とか母子家庭絡みの悲惨なニュースもありますし、社会でバックアップが必要ですね。

金融リテラシーの高いひとは掛け捨ての安い保険にしか入らないし、医療保険の役割は入院時の所得補償だから、一定の貯蓄があれば保険そのものが不要だからだ。(橘玲「言ってはいけない格差の真実」より引用)

 → 「保険ショップ」は無駄という話から。最近よくテレビCMとかやってますけど、ようは必要最低限の格安ネット保険で十分ってことですね。日経アソシエみてたら、ライフネット生命保険の社長さんのインタビュー記事がのっていて、保険を知り尽くした人が設計した保険、という話が興味深かった。

知識社会化とリベラル化が進行すれば、いずれ「正社員」という身分はなくなり、欧米企業のようにスペシャリスト(専門職)とバックオフィス(事務)の二つに大きく別れていくだろう。(橘玲「言ってはいけない格差の真実」より引用)

 ー> 日本は保守的な社会ですから、いまの公務員・正社員の優位性をすこしでも持続させよう、という運動に発展しそうですよね。正社員でも今勤務している会社がいつ潰れたり他の会社に買収されて人員整理くらうかもしれないですから、自分のちからで稼げるような努力は必要ですね。とくに今の子供たちを教育するときはそのような社会の到来を念頭においたうえで、育てていく必要がありそうです。。。

「知識社会においては、経済格差は知能の格差だ」という不愉快な事実を受け入れることではじめて、いま日本や世界でなにが起きているかが見えてくる。(橘玲「言ってはいけない格差の真実」より引用)

 ー> スペシャリストめざしてがんばろー、でもマックジョブになっても最低限いきていけるセーフティーネットなりベーシックインカムなりがあったらなおやる気出るかな。AIやらロボット技術やらがどんどん進歩しているから、世界中の人が勤勉にフルタイムで働かなくても生きていける世界が到来するはずだから。あとはいかに悲惨な状況を回避するか、そのアンテナを常にはっていれば、人生きっとたのしいと思うんだよね。

そんじゃーの。