- 作者: 吉本佳生,NHK「出社が楽しい経済学」制作班
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2009/01
- メディア: 単行本
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サンクコスト:回収できない費用のこと。埋没費用。
壊れたカメラを修理するかとか、勇気ある撤退とか、食べ放題とか。
機会費用:その行動を選択したことで、あきらめることになった利益。犠牲にした利益。
時間をかけてバスを待っていくか、タクシーを拾っていくか。短縮できた時間で
バス・タクシー代の差額分の仕事ができるか。
居酒屋の激安ランチ:昼間設備をあまらしとくのはもったいない。
他人の機会費用:晩飯をおごってあげることにしたら、実は、その人の好物を
奥さんがつくって待っている
比較優位:だれにでもある比較優位。すべてに絶対優位がある人でも分業したほうがよい。
ジョーダンはバスケより野球に比較優位があった。
インセンティブ:人々をやる気にさせるなにか。
歩合制家賃。集客が増えると家賃もあがる。一見定額家賃の方が得かと
思うが、大家の側でも集客が増えるようする努力が認められる(掃除を
こまめにするようになるとか)
知的財産権。
モラルハザード:倫理観の欠如。さぼる。高級料亭「船場吉兆」本店。
消費者としての能力、手抜き、品質の低下を見抜く。
監視する費用がかかるので見ぬくのは難しい→努力より成果をみるように
なる
成果主義の弊害:他の社員の努力の成果を自分の努力の成果だとアピール
するずるい社員ばかりになる。
逆選択:悪貨は良貨を駆逐する。偽物が蔓延する。
怪しい投資話。出会い系サイトでは出会えない。
賃金カットよりリストラを選ぶ経営者:クビにしないで全員の賃金カットすると
能力のある社員がやめて、無能な社員
ばかりが残る。
シグナルとしての学歴:受験競争を勝ち抜くために、長い年月コツコツ勉強し
入試の合格という成果につなげた実績こそが、
潜在的な仕事の能力の高さを示すシグナル
保証とシグナル:(1)半年間は無償修理保証つき中古車店
=ポンコツはうらないというというシグナル
(2)無保証だけど安い中古車店
=ポンコツばかりだから保証がないのかも
シグナルになる資格はすくない。難関大学卒の学歴は高い能力を示すシグナル。
価格差別:地方と都市のマックでは値段が違う。
クーポン券:クーポン使う価格に敏感な人と、低下でも気にしないという客を
区別する楽な方法
裁定:同じ時点に異なる市場で安く買って高く売る。取引コスト。価格差はなくなる。
電気街(複数の家電量販店が集中→取引コストをおさえる)
日米の株価の暴落が連動。IT技術は取引コストを下げた。
囚人のジレンマ:2者が強調と裏切りを選択できるとしたら、裏切りを選択する。
繰り返しとしっぺ返し。
ゲーム理論:ジョン・フォン・ノイマン(世界初のプログラム
内蔵コンピュータ、原子爆弾にもかかわった)
囚人のジレンマを防ぐには 協定。
共有地の悲劇:ただで使える牧草地の草はなくなる。
防ぐには (1)税金、(2)許可証(排出権)の取引
CO2排出権取引。
割引現在価値:N年後の金額の価値。
N年後のX万円の割引現在価値=X万円÷(1+r/100)
金利が5%のとき、1年後の1000万円の割引現在価値は952万円。
10年後なら614万円。
ネットワーク外部性:加入者が多くなるほど、そのネットワークの利便性が高まる効果。
カラーFAXの低迷。YahooBBのモデム無料配布(爆発的なネットワーク
拡大を期待)
互換性とオープン化。OpenOffice.
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つづいて第2部
- 作者: 吉本佳生,NHK「出社が楽しい経済学」制作班
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
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ロックイン:いろいろな線tなくができるはずなのに、入る店などが固定してしまうこと。
クーポン、ポイントカードなどで仕組まれたロックイン。
スイッチングコスト:購入先を別の店に切り替えるコスト
コミットメント:特定の選択肢をとることを事前に約束したり、特定の選択肢が取れない
状況に追いこんだりして、意図的に選択肢を限定すること。
退路を断つ。
値下げしないパン屋。
→ ホールドアップ問題:相手との交渉力を失って、相手の好きなように
振舞われたり、自らにとって降りな選択を余儀なくされる
ウェブレン効果:見せびらかすための消費(見栄のための消費)=顕示消費消費は
価格が高いほど満足度も高くなるといった現象。
ブランド品、化粧品は値上げしないと売れない。
心の会計:値引きよりキャッシュバックが嬉しいと思う、同じカネでも
違って見える。人間の非合理性を論理的に説明しようとする考え方。
ローンをしながら教育資金を貯金する矛盾(教育資金をローン返済に
回した方が合理的)
プロスペクト理論:行動経済学の代表的な考え方。多くの人は1万円の
価値をあるときは1万円よりずっと重く感じ、あるときは1万円より
ずっと軽く感じるというもの。損失回避性、現状維持バイアス。
保有効果:自分の選択はまちがってなかったと自己正当化しようとする。
アンカリング効果:最初に印象に残った数字があとの判断に影響を及ぼす。
カロリーゼロなど、100%といった極端な数値。
スクリーニング:フルイにかける。いちげんさん、お断り。従業員割引、
エントリーシート(めんどいことも真面目にやってくるかを見る)
オフピーク料金。
勝者の呪い:オークションの勝者になったがゆえに味わう後悔、勝って手に入れたモノの
価値が、自分が支払った金額より低いと気がついて後悔する現象。
セカンドプライスオークション:1番目に高い値をつけた人が落札するが、
支払う金額は2番目の値。適正価格を引き出す。
レントシーキング:ずばり接待。
レント:小作農が農園主に納める地代。
規制があるとレントシーキング(接待)が発生しやすい。
経済学者が規制緩和に賛成する理由。
規模の経済:規模が大きくなるほど、生産費用が安くなって有利。
範囲の経済性:異なる複数のビジネスを組み合わせ、平均費用が安くなる
コア・コンピタンス:自社の強み
優良企業の赤字転落の理由:規模の経済が効きすぎて、急速な景気の悪化に
対応し切れない
全部引用です。まとめてません。