- 作者: 谷本真由美(@May_Roma)
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2013/03/27
- メディア: Kindle版
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本の対象読者
若者。
著者の考えはどのようなものか
最近はやりのネオリベというか自己責任だいすき系のサイドの人の本です。実力つけて自力で生き抜かないと滅ぶぞ、というスタンス。
その考えにどのような印象を持ったか
努力でグローバル人材になれる人となれない人がいる。グローバル人材になれないダメリーマンなぼくはどうすっかな。
印象に残ったフレーズやセンテンスは何か
ノマドについて
「ノマド」が増える世界というのは、決して夢ばかりではありません。平凡でこれと言った才能がない多くの人にとっては、「稼ぎにくくなる世界」が到来する「悪夢」なのです。日本で「ノマド」ブームに踊らされて、ノマドのセミナーに通ったり、ノマドに関する本を買ったりしている人の大半は「下層ノマド」の予備軍なのです。
(p.107-108)
そうですよね、これといった特技がない人がスタバで仕事したからって、仕事ができるようになるわけではないですよね・・・。
ブレない
己の所属する所を心情に沿ってばしっと決めている、そしてそれを簡単には変えないわけです。そういう「ブレナイ」人は、「裏切ったりしないだろう」ということで、人様に尊敬されるわけです。そういう「ブレナイ」態度を作るのが「哲学」というわけです。
(p.193)
ふむふむ。
ですから、人様にあわせるばっかりで自分の意見がない上、追従する意見もコロコロ変わる日本人や、人様の意見を暗記するだけで自分の考えも立場の表明もない日本人は「ブレまくりのゴミ野郎」として、人様から尊敬を得られないわけです。これはこの「ブレまくりのゴミ野郎」様たちが、幼少時より「哲学」の訓練を受けていないからであります。ですから、いい年こいて「ブレまくりのゴミ野郎」な大人が、サンデル本(マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』早川書房)を買いあさって「俺も賢くならなくちゃ!」と焦っているわけです。「ブレまくりのゴミ野郎」はそんな歯クソを読む前に、まず「俺は、いいか、ポテチは塩味しか食わねえんだYo! 理由?お芋様に失礼だろ。いろいろ飾ったらよ。お芋様に感謝するには塩だけだよ、塩。わかったかこのゴミ!」と吠えるところから始めましょう。
(p.193-194)
でたー、汚い言葉。そうだ。ツイッターではこんな調子のおばさんでしたよ。でも、実例をまじえて説明してくれてありがとうございます。
政府もメディアも信じちゃだめ
「政府もメディアを信じちゃいけないって?じゃうどうすればいいんだよ!」という人もいるでしょう。知るか、ボケ。ってなもんです。自分で判断する力をつけましょう。
(p.258)
あ、はい。すみません。
外国で住んでみよう
このような体験を経ると、本当の意味で「外国人」になるということの「孤独」「海外における日本の本当の地位」「自分の本当の評価」というのがよくわかるわけです。こんなつらい思いをする必要はないだろう、と考える方がいるかもしれませんが、こういう体験をしておけば、正直言って、世界中どこに行ってもやっていける、とうい自信がつきます。
(p.270)
これは同感ですね。旅行とかホームステイとかではなくて、自力で外国で生きてみる。これ大事。自分ができなかっただけに、次の世代には託したいプランであります。日本でこれやるとしたら、大学生くらいの時しかないかな。いちど就職しちゃうと動くのが大変になるから。ぼくも大学卒業して、しばらく日雇い派遣やってから就職したから、必ずしも大学で就職活動して、卒業と同時に就職がいい、とは考えはない。海外で修行できるのであれば、したほうがいいと思うんです。
類書との違いはどこか
もう文体がフリーダムですよね。でもジャンルとしては自己啓発関連本ですかね。
関連する情報は何かあるか
- 作者: 谷本真由美(@May_Roma)
- 出版社/メーカー: 朝日出版社
- 発売日: 2013/03/09
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